「日常的に役立つ日本語学習」

ルシアーネ ユリ サトウさん(Luciane Yuri Sato/ブラジル・サンパウロ)

お父様が日本人、お母様が日系ブラジル人のルシアーネさん。日本のご親族と日本語でコミュニケーションができるようにと、幼いころから日本語学校に通うようになったそうです。今はサンパウロ日本文化センターのJF講座で学んでいます。

-『まるごと』を使って日本語を勉強した印象はいかがですか?

これまで受けた外国語教育と違って、日常的に役立つ表現や文法・文型を教えることが重視されています。また、日本語を勉強するだけではなくて、日本の文化について勉強するところが良いと思います。

-『まるごと』で学んだ成果が発揮できたエピソードがあれば教えてください。

去年、JF講座訪日研修(※)に参加したとき、京都のホテルに泊まりました。次の日、チェックアウトしたあとで、ホテルの部屋の押し入れにかばんを忘れてきたことに気づきました。どうすれば良いかと考えて、ホテルに電話をかけました。『まるごと 中級1』の教科書で習った表現や文型(温泉のトピック)を使って、担当者と電話で話しました。担当者はカバンを郵送すると言ってくれ、次の日、ちゃんとかばんが届きました。この経験を通じ、やっぱり日本人は親切で、おもてなしの心があると実感しました。

-日本語を使って今後やってみたいことがあれば教えてください。

日本語を使った仕事がしたいです。日本文化も広めたいです。

※JF講座受講生のうち、優秀な成績を収めている学習者を日本に招へいし、講義及び研修旅行等を通じて、日本語及び日本の文化、社会への理解を深めてもらうことを目的とした研修プログラム。