「『入門』から『中級2』まで楽しく学習できました」
ベルメット サルムザコワさん(Sarymzakova Bermet/キルギス・ビシュケク)
日本のテレビゲームや音楽、アニメなどが好きで、ゲームやアニメの声優のようにいつか自分も話せるようになりたいと思っていたベルメットさん。理系の研究者という仕事のかたわら、2014年から趣味で日本語の勉強を始めました。キルギス日本人材開発センターのJF講座で『まるごと 入門』を使って日本語を学びはじめて3年、既に『まるごと 中級2』まで学習を終えています。インタビューにも日本語で答えてくれました。
-実際に日本語を勉強してみてどうでしたか?
私にとって一番大変なのは「漢字」でした。集中力が足りない私にはちょっと大変でした。でも、『まるごと』で生の日本語を聞く機会がたくさんあって、日本語に少しずつ慣れてきた気がします。
-『まるごと』を使って日本語を勉強した印象はいかがですか?
『まるごと 入門』では、「生活と文化」のコーナーが大好きでした。私たちの生活とちょっと違っていて、日本の文化についていろいろ知ることができて興味が広がりました。
『まるごと 中級』までいくと、それまでのレベルと比べるとちょっと難しくて大変になりました。でも、大好きな「音楽」がトピックになっていたのがとても良かったです。ほかの教科書でも「音楽」のテーマはあるんですが、古い音楽を扱ったものが多いです。『まるごと 中級』は、現代の日本のグループについて取上げていたのが新鮮でした。教科書に出てきたBEGINとかコブクロの曲をネットで探して実際に聞いてみましたが、甘くていい声だと思います。私は声優に興味があるので、「発音」のコーナーがあるのも役に立ちました。自国語はロシア語なんですが、日本語とは発音が全然ちがいます。「発音」のコーナーで練習したら、話すのが上手になると思います。
-『まるごと』で学んだ成果が発揮できたエピソードがあれば教えてください。
日本での研修に参加するチャンスがあったんですが、空港の中のアナウンスもわかりましたし、空港の係りの人と日本語で話すこともできました。それから、「日本の料理」とか、『まるごと』で出てきた話題や場面にいろいろと出会うことがあって、『まるごと』で学んだことが日本で本当に役に立ちました。
『まるごと 初中級』には「訪問」というトピックがあって、日本の家を訪問したときのマナーについてもいろいろ学んだのですが、実は日本でホームステイに行ったとき、私が日本のことをよく知っているので、日本の家族はびっくりしていました。『まるごと』で学んだ聞くためのストラテジー、読むためのストラテジーもよく使いました。
キルギスに戻ってからも、『まるごと』のおかげで、Twitterでも日本語でつぶやいていますし、友達とLINEでよく日本語で話します。大好きな日本の声優やアニメのTwitterも読んでいますが、だいたいわかるようになりました。
-日本語を使って今後やってみたいことがあれば教えてください。
日本語を使いながら、日本を旅行したいです。日本の声優イベントや声優ライブに行って、自分の耳で直接聞きたいと思います。